虚無の思想 |
2009/4/26 (Sun.) 「他人任せでした」 「そうですね」 |
虚無の思想 |
2009/4/27 (Mon.) 「・・・」 |
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2009/4/28 (Tue.) 「結構です・・・結構ですから・・・」 |
虚無の思想 |
2009/4/29 (Wed.) ある夜のことでした。 私は夜道を一人で歩いていました。いつものことです。 住んでいるところは駅から結構距離があるのですが、 都市部に近く交通の便が良いこの地区は以外にも家賃が割安だったので 此処に住むようになりました。かれこれ数年経ってます。 急に女の人に肩を両手で押さえつけられました。 私は何が起きたのか理解できませんでした。突然現れた と言った方がいいと思います。 顔はやつれていて髪はボサボサで艶がなく、 身体全体に言えたことですが骨にべったりと皮が巻きついているといった感じでした。 「助けて!消される!もっと自分を肯定・・・」 彼女はそのようなことを言っていました。 彼女は石鹸のにおいがしました。やわらかいにおいです。 彼女は息が荒く 「ひっ!助けて、私はここにいる!私は存在している!」 彼女はそう言い発狂しながら足先から徐々に徐々に消えていったのです。 私は目を見開いてじっとそれを見ていました。 衣服に調味料などが付着すると染み広がるように、 彼女には無というものがが染み広がっていったように感じました。 彼女はジタバタと足先を押さえながら暴れ、発狂し、そして少しずつ消えてしまいました。 私は夢を見ているようでした。 私は一寸たりとも動いていなかったのに、 空間が動いているというか重力が加わる位置がズレて脳が傾いたような感覚に襲われました。 家に帰ってもそのような感覚が続きました。 朝になっても続きました。少しずつ自分が崩れていく気がしました。 病院に行きました。 いくつか質問されてから、 "最近なにか変ったことはありませんでしたか?"と尋ねられたので。 女性の人が目の前で消えたことを話しました。 "神隠しの類ですかね?しかし、徐々に消えていくなんて聞いたこともない。きっと悪い夢を見ていたんですよ" 貰った薬を飲み続けても傾いた感覚は治りませんでした。 病院に通い続ける日が続きました。一向に良くなる気配はありません。 電車に巻き込まれそうになったことが何度かありました。 私は退社し、病院に入院することにしました。 ぼうっとする日が続き、自己を否定しこの世界から消えたいと願う日が続きました。 "ああ、あの女性のように存在が消せたらなんて幸せなのだろう" 夢を見ました。 私が消えていく夢です。 "どんなに待ち望んだことか!"私はそう歓喜しました。 しかし、そのあととてつもない畏怖に襲われました。 "消えてしまったらどうなる?"その問いが頭の中を廻ります。 私は消えたいと願っていたのに、今になってから"消えたくない、まだ存在したい"と願っていました。 いい加減なものですよね。 "人だ!人がいる!"地獄で仏とはこのことではないでしょうか。近くにいた人に助けを求めました。 "私"が目の前にいました。 "なぜ私がいるんだ、・・・この場所はあの道だ、え・・・じゃぁ・・・" "伝えなければ・・・伝えなければ・・・伝えなければ・・・!" "なんなんだ此処は、私は一体どうなっているんだ・・・" そういったことを考えながら、私は"私"の両肩に手を押さえ 私の思いを伝えました。伝えた気がしました。 喋っている最中なにを言っているのかよく分かりませんでした。 私はどんどん消えていきました。 私は、それから |
奇妙な存在 |
2009/5/1 (Fri.) その奇妙な存在は、人間のような形をしている。 頭と頭をくっつけて意思疎通をする 目は必要なかった、光のない暗いところで生きていたので。 触覚がものすごく発達している。 どこになにがあるかは見えないけど分かってしまう。 口も必要ない、水だけで生きられるから。 頭に水を染み込ませて生きる。 成人になるまでにアメーバのように分裂して増える。 成人してしまうと増殖することはできない。 あまり速く動くことはできない。 死ぬと身体が崩れて砂になる。 その砂からまた数年かけて生まれる。 その砂に異物が入ると生まれない。 ある冒険家がその先住民とも人間とも呼ぶことのできない奇妙な存在を発見した。 その奇妙な存在は人間の存在には気づいているものの 敵意を持たずただただそこで生活しているといった感じだった。 その冒険家はその奇妙な存在を自国へ持ち帰った。 その冒険家は時の人となった。 生物学者たちはその奇妙な存在の虜となった。 そしてどのように生きどのように死んでいくかのメカニズムを発見した。 ある電波を流すとその奇妙な存在すべてが同じ動きをすることも発見した。 これに、色々な国の経済を考える団体が目を付けた。 まだロボット工学が発達していない時代。 労働者のコストを減らそうと彼らは必死になっていた。 労働者はいつのまにか人間ではなく奇妙な存在になっていった。 国という国には失業者が溢れ、 上の人間と下の人間の距離はますます広がっていった。 下の人間達は世界各地で暴動を起こし、その奇妙な存在に毒をぶつけて破壊していった。 犠牲者の中には上の人間が含まれていた。 上の人間達は自分が被害に遭うのではないかと非常に恐れた。 上の人間達は異物混入に免疫があり、増殖率が高く、ごくわずかな水で生きることができる奇妙な存在を造らせた。 そしてある電波を流し下の人間を虐殺していった。 下の人間がいなくなったら、 今度は上の人間同士で争うようになった。 自分の財産を守るためである。 そして、この星に人間は一人残らずいなくなってしまい 奇妙な存在がのんびりと暮らす星になった。 |
虚無の思想 |
2009/5/4 (Mon.) 「最初に結論を告げるといいかもね。 言いたいことは3点あります、まず1点目・・・といった感じに」 |
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2009/5/6 (Wed.) |
つくった |
2009/5/8 (Fri.) 堕落みっくす http://daraku-mix.tumblr.com/ 主に撮った写真を貼りたいです。 |
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2009/5/10 (Sun.) |
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2009/5/11 (Mon.) |