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考える |
2008/10/13 (Mon.) 「ふん!どうせみんな虚栄心のために学んでいるんだ!」 |
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虚無の思想 |
2008/10/13 (Mon.) 「勉強ができると高学歴・高収入になるから、みんあ勉強がんばってねー。それとね、・・・」 (なんだ、こいつも虚栄心のために教えているのか、くだらない。 こんな奴に教えられて、 またこんなことをなんにも知らない人に教えて・・・、くそっ悪循環だ!) 彼女はそう思いながら担任の教師を睨んだ。 結局自分がかわいいのである。 自分さえよければ、自分の栄誉さえ守れればいいのだ。 彼女はそう思い続けた。 名誉や利益に捉われず、自ら学ぶ そういった日は来るのだろうか・・・ そう考えていると、担任教師に当てられた。 「○○さん、どうした?ぼーっとしちゃって」 その瞬間、彼女は一瞬のうちに色々なことを考えた。 (あぁ、この人は自分の言ったことに責任を感じない人なのかもしれない・・・。 だいたいなんだ、ものを教えるのに利益や名誉を持ち出すなんて・・・ 間違ってる!この人は間違っている! そんなに名誉にへばり付きたいのか! そんなに利益は大事なのか!? ・・・いや、自分の利になることはいいが、 学ぶことについて述べるときに 利益を名誉を引き合いに出さないでほしい) そう考えながら、彼女は 「すいません、昨日あまり寝ていなかったもので、 ぼーっとしてしまいました」 「気をつけろよ〜、それと最近、不審者がよく・・・」 (ふん、あんな奴に言ったって馬の耳に念仏だ!) 彼女はそう思った。 |
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欲の収容所 |
2008/10/15 (Wed.) 「あんたはなんでここが欲の収容所と呼ばれているか・・・ 知ってるか?」 あいつがあの晩話しかけてきた。 月がよく見える、冷えた日のことだった。 「・・・さぁ、分からないな・・・」 「なんだ、あんまり興味がなさそうだな・・・」 あいつはがっかりしたように呟いた。 「すまんな、興味がないんだ。ほっといてくれ」 その日、自分は強制労働でひどく疲れていたのだった。 なので一刻も早く休みたかったのだった。 「まぁ、いいや、独り言としてを呟くよ」 「勝手にしろ」 自分は横になった。 「この欲の収容所は、前総統が作ったものだ。 前総統はすべての欲を収容する場としてこの場所を作った。 前総統は、素晴らしい世界を創るには 人間の欲を抑えなければならない と考えた。 しかし、全国民の欲を抑えるのはとても難しく困難を極めた。 そして、手当たり次第、欲の強い人間を"欲の収容所"に押し込んでいった。 魔女狩りみたいなもんだ。 誰かが「"あの人"は欲が強い」と上の人間に申せば "あの人"が捕まり、いくら"あの人"が弁解しても収容所から出ることはできない。 そんなもんだ。 あんたもそんな感じでここにいるんじゃないか?」 自分は寝ている振りをした。 「まぁ、なんだ。 この国は持たないよ。いくら今、連合国軍に技術的に勝っていようが 上の人間が、知的欲求は禁欲すべきか否かで揉めているんだもんな おまけに膨大なこの土地の国は、一応連邦国だ。 様々な国々が集まって成り立っている。 その国々が独立のために武器を取ったらどうなる・・・かだ。 欲の撤廃を行っている国だ。 禁欲が国教みたいな国だ。 もうそろそろ崩れるだろう・・・ ・・・」 そんなことをあいつは言っていたことをコフスキーは思い出していた。 |
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はらへった |
2008/10/19 (Sun.) 「飯はまだか!」 |
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喰われるものと喰われるもの(仮 |
2008/10/19 (Sun.) 人は死ぬとどうなるのか? という疑問から生まれた話。短編。 おじいさんが始めの主人公。美食家。 いろいろな料理を食し、評価する仕事。 だがある日、不運にも事故に遭い死んでしまう。 目を覚ますと、見たこともない世界にいる。 そこにいる巨大な生物によれば、 ”魂だけがくる場所”らしい。 そう説明を終えると、 その巨大な生物はおじいさんを捕まえました。 「なにをするんだ!?」 おじいさんはそう叫びますが、 「君たちは自分より弱い生物を食べて生きているじゃないか。 僕も生きるために君を食べる」 とのこと。 こうしておじいさんは食べられてしまいました。 しかしこの話、これで終わりじゃないのです。 その巨大な生物は、その世界にいるさらに巨大な生物に食べられてしまいます。 そして、その巨大な生物もまたさらに巨大な生物に食べられてしまいます。 これは、そういった繰り返しの話なのです。 |
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睡眠欲 |
2008/10/19 (Sun.) 「寝るより楽は無かりけりっていうじゃん。 今は楽だなぁと感じることはあっても、 それは寝ることに比べれば、 まだまだ楽じゃないってことだね」 「ああ、睡眠最高!」 彼は最後にそう叫んだ。 |
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感化 |
2008/10/21 (Tue.) 「・・・!?これは面白いぞ!」 . . . "ベンジャミン・フランクリンのエピソード" 「発明狂」といわれ、凧を上げて雷が電気であることを証明し、避雷針を発明したことで有名なフランクリンは、ある時、またしても新たな発明をして、欣然として友人の家に駆け込み、それを見せた。 ところが、たびかさなる彼の発明に、いささかうんざり気味の友人は 「いったい、そんな幼稚なものを創って、なんの意味があるのか。役に立つのか」といった。 するとフランクリンは、そばに寝ていた赤ん坊を指さして、友人に向かってこう反問したのである。 「君はそういうが、では、この赤ん坊は何の役に立つのだ」 ------------------------------ フランクリンのこの言葉は重要なことを示唆している。 すなわち、創造というものは、出発点ではみな幼稚であること。 いいかえれば、創造の原型は赤ん坊のようなものであり、それが十分成長した時に初めて何の役に立つのかも明らかになってくる。 ------------------------------ 嬰児から幼児へ、そして少年から青年へと成長していく過程で、 子供は親にとって、時に目に入れても痛くないほど可愛い時期があるかと思えば、勘当してくなるほど憎たらしい時期があるだろう。 しかし親は、可愛い時期だけ子供を育て、憎たらしくなったからといって子育てを放棄するというわけにはいかないのだ。 ------------------------------- 創造もまた同様である。 創造の出発点の姿がたとえ赤ん坊のように幼稚で小さなものでも、途中で放棄せずに、辛抱強く育てていかなければならないのである。 何のために? 子供を育て上げてみないと社会にとっての価値が生まれないように、ものも創ってみないと価値が生じないからだ。 . . . 「この感化はすごいぞ!」 |
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コトワリマコト |
2008/10/22 (Wed.) 「大丈夫、なんとかなるよぉ」 「なぜ、そう言いきれるんだ?」 「だってぇ、なんとかならないの定義がハッキリ定まらないじゃない〜 逆も然り、それなら前向きに考えた方がいいと僕は思うけどねぇ」 「時として、後向きに考える必要は・・・?」 「必要ある人と、必要ない人に分かれると思うよぉ。 まぁ、人間万事塞翁が馬だしねぇ。 結局、運だねぇ」 「そう信じたくないんだけどな・・・」 「運の意味は、"その人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせ"だそうです・・・」 「自由に運を動かせたらいいねぇ」 |
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虚無の思想 |
2008/10/24 (Fri.) 「こんな日もあるよ」 |
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虚無の思想 |
2008/10/26 (Sun.) 「どう動かす?自分という駒を」 「あーする?」 「こーする?」 |